「第9回 [国際]カーエレクトロニクス技術展 ~カーエレ JAPAN~」出展 アフターレポート

2017.01.18(水)-2017.01.20(金)


					

SCSKは、2017年1月18日(水)~20日(金)、東京ビッグサイトで開催された「第9回 [国際]カーエレクトロニクス技術展 ~カーエレ JAPAN~」に出展しました。

 

「カーエレクトロニクス技術展」は、カーエレクトロニクスの進化を支える半導体・電子部材、ソフトウェア、テスティング技術などが一堂に出展する本分野世界最大の専門展です。会場では各社より、カーエレクトロニクス分野で求められている最先端テクノロジーにフォーカスした、多種多様な展示やワークショップが行われました。

 

SCSKは、日本の自動車産業が世界を牽引していくためのソフトウェア基盤として、2015年10月からAUTOSAR準拠の国産BSW「QINeS-BSW(クインズ ビーエスダブリュー)」を提供しています。

 

当社ブースでは、「QINeS-BSW」の最新情報と、AUTOSAR適用における検討段階からの「日本品質」実現のポイント、およびADAS/自動運転に向けた取り組みについて、来場者の皆様にご紹介しました。

 

開催期間中は、たくさんのお客様にご来場いただき誠にありがとうございました。

 

 

展示会概要


 

 

展示内容


自動車に搭載される機能は、環境と安全への対応で年々高度化し、それを実現するための車載システム(ECUソフトウェア)の開発規模は大幅に増大しています。加えて、機能安全やセキュリティに関わる新たな基準への対応が求められるなど、車載システムを安全かつ効率的に開発することは自動車メーカーおよびサプライヤーにとって至上命題となりつつあります。
こうした状況のなか、SCSKは、車載関連IT企業6社と戦略的業務提携を行い、AUTOSAR準拠かつ高速軽量を実現したBSW(Basic Software:ECUのOS、ドライバ、ミドルウェアにあたる部分)と、関連サービスのワンストップ提供を推進しています。

 

「QINeS(クインズ)」は、車載システムのソフトウェア開発を高品質かつ高効率で支える、AUTOSAR準拠のBSWを中心とした一連のソリューションです。BSWとともに、お客様が「人材」「プロセス」「開発環境」を準備するために最適なサービスを提供し、AUTOSAR適用の推進をご支援します。
2015年10月から提供開始した「QINeS-BSW」のVer.1.0およびVer.1.1は、AUTOSAR R4.0.3に準拠し、ICC3レベルを実現した軽量なBSWと高速な独自RTOS(リアルタイムOS)を搭載しています。

 

SCSKブースでは、「国産BSW、世界へ~AUTOSAR適用を日本品質で実現~」をテーマに、AUTOSAR R4.2の導入が本格化する2017年に合わせ、ADAS(Advanced Driving Assistant System:先進運転支援システム)向け高機能・マルチコアなどに対応予定の最新バージョン「QINeS-BSW Ver.2.x」についてご紹介するとともに、それぞれ戦略的業務提携を行っているキャッツ株式会社の「自動運転システムを監視するルールエンジン」と株式会社SRAの「車両やドライバ情報を動的に表示するHMI」を含めた車載システム開発技術に関する各種デモを実施し、来場者の皆様にご紹介しました。
また、ブース内ミニセッションでは、AUTOSAR適用におけるBSW導入のポイントやAUTOSAR導入を成功させるためのECU開発のポイントを解説するとともに、ADAS/自動運転に向けた「QINeS」の取り組みについてご説明しました。

 

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